精神科患者さんの栄養について

精神科患者さんの栄養について

精神医療現場の患者さんの栄養摂取について

私は現在精神医療の現場で勤務している男性です。
私が勤務しているような精神病を呈している患者さんを対象としてる病院では、常に患者さんの栄養状態などをチェックし、食事を摂取してもらえるように努力と工夫をしています。
精神科の患者さんの病状によるのですが、統合失調症の急性期の患者さんやうつ病の患者さんは食欲がなく、水などの水分もとろうとしません。そのために、薬も服薬出来ずに、服薬しても効果が薄れてしまい、病状の回復が遅くなってしまいます。
何よりも食事を摂取しないと命にかかわってくるために、何としてでも摂取してもらうよう気を張って仕事しています。
中には暴れたり、自分を気づつけようとする患者さんもいるのですが、そのような人にはやむを得ずドクターの指示のもと拘束して、点滴で栄養や水分を摂取してもらっています。
なるべくそのような方向へは持っていきたくないので、呼びかけや介助をして食べてもらうようにします。
患者さんの中では、高齢化もあり嚥下機能が低下し、口に食べ物を入れても飲み込めず、上手く摂取できない方も少なくなく、そのような患者さんには嚥下訓練をしたり、嚥下食ゼリー状のものを食べてもらったりします。

最近ではジュースの様な液体で栄養を摂取できる医療品も多く開発されており、食べたくないがジュースなら飲めるという患者さんにはそのような物を勧めています。
精神科の患者さんに限らず、寝たきりの高齢の内科的症状の患者さんの場合には、口からの食事は困難で、覚醒状態が低いために、鼻から管を通してけい官栄養の方法をとっています。
見ていると全く食事を楽しむという事はなく、ただ栄養を摂取しているように感じられ、凄く胸が痛いです。
それでも医療の現場では患者さんの命が大切なので何よりも命を優先します。
このように食事や栄養の摂取方法には沢山方法があり患者さんの状態によって変えていますが、出来る事であれば、患者さんが病気を発症する前の食事が出来るようになってほしいと願い毎日仕事をしています。

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